文理選択って、結構迷いますよね。
高1の秋くらいに、選択することが多いのではないかと思います。
急に「文系・理系のどちらに進むか決めろ」って言われても、困りますよね。
将来、どんな職につくかなんて、はっきり決めてないし…
得意な教科で選べばいいの?将来のことまで考えた方がいいの?
など、あれこれ悩むと思います。
相談できる人が近くにいればいいですが、なかなかそんな人がいない場合もあると思います。
私も、高校生のころに悩んで先生に聞きましたが、「自分で決めなさい」しか言われず困った経験があります。
今回は、そんな方でも安心して文理選択できるようになるための、3つのステップをお伝えします。
それでは早速いってみよう!
STEP1 なりたい職業が決まっているかどうか
まずは、ここで決まる場合があります。
例えば、
化学系の研究者になりたい →理系(理学部)
農薬の開発がしたい →理系(農学部)
電気・電子分野の開発がしたい →理系(工学部)
国語や社会の先生になりたい →文系(教育学部の文系学科)
弁護士や検察官になりたい →文系(法学部)
このような場合は、自動的に文理が決まります。
見てわかる通り、理系に進まなければならない職業は多いですよね。
逆に、文系でしかなれない職業は、理系に比べてかなり少ないです。
それら以外の職業は、基本的には理系でも文系でも、なれます。
※ ただ、「資格」をとりたい人は注意が必要です。「資格を取得する条件」に、「〇〇の単位が必要」など、大学の学部に関わることがあります。
次のステップに進みましょう~
さあ、あなたはこの時点で文理が確定しましたか?
ほとんどの人が、まだ文理が決まってないと思います。
STEP2 4年間、学習したいと思えるのはどの教科?
これは、高校生が意外と考えていないポイントかもしれません。
大学生になるとわかるのですが、大学では基本的には1つの教科をひたすら学習します。
理学部なら、ひたすら理科を学びます。
理学部化学科なら、そのほとんどが「化学」を学ぶ時間です。
4年生になると、1日中、化学の研究をする日々です。
その教科が「好き」で、その日々が「楽しい」と思えるなら、幸せな大学生活を送れるでしょう。
主体的に学習できるので、様々な力も身につきます。
授業が楽しければ、それ以外のこと(アルバイトや、部活、サークル活動、友達関係など)も、スムーズに行くかもしれません。
逆に、4年間の多くを占めるその授業が、好きではなかったらどうでしょう?
高い学費がもったいないと思います。
楽しくないので、成績も伸びず、「なんでこの大学(学部)に入ったんだろう・・」という状態になり、退学する人も珍しくありません。せっかく受験勉強して入ったのに・・
「理系は嫌いだけど、就職しやすいって聞いたから理系に進みました!」
という声もよく聞きます。
しかしこれは要注意です。
やりたくい学習を4年間、就職の為だけにやった人を、企業が採用するでしょうか?
それとも、自分の「好き」や「得意」を理解し、その学習を主体的に4年間行った人を、企業は採用するでしょうか?
私は、今の時代は後者を採用する企業が増えているのではないか?と思います。
ここまでで、文理は決まりましたか?
もし、「理想の職業も特にない、好きな教科もない、決める基準が全くない・・」という人は、最後のステップ!
STEP3 専門家に相談する
多くの人はステップ2で決まると思います。
それでも決まらない一握りの人は、大逆転を狙いましょう。
専門家(信頼のできる学校の先生・学生向けのキャリアコンサルタント等)は周りにいませんか?
ネットで検索したら相談窓口が出てくると思います。
怪しい人に相談するのは危険ですが、なんとか情報収集して、プロに相談するのがオススメです。
相談すると、自分では気づいていない自分を知ることができるはずです。
自分の経験から、自分の人生でやりたいこと、成し遂げたいことが分かったり、自分の性格や得意分野を理解することができます。
それがわかるためのツール(適性検査など)も、たくさんあります。
これらを利用して、自分のことに詳しくなると、文理選択をしっかり決めることだけでなく、今後の人生を主体的に過ごすことができ、充実した人生になるはずです。
私(このブログの管理者)に相談したい場合は、トップページの「お問い合わせ」からご連絡ください。
今日はここまで!
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